冷凍葬について

冷凍葬という葬儀方法を聞いたことあるでしょうか。
この方法は、ご遺体を冷凍保存するといったものではなく、冷凍した上で粉砕するというものです。これは、エコ先進国であるスウェーデンの会社が開発した方法で、まずご遺体を竏?18度で凍らせた後、棺に納め、マイナス196度の液体窒素に浸して完全凍結させます。
その後、完全凍結させたご遺体を細かく振動させることで、脆くなったご遺体が粉末状になるという仕組みで行われるそうです。この仕組みは食品のフリーズドライ技術の応用であり、冷凍葬はフリーズドライ葬とも言えそうですね。
また、棺に関しても植物性の原料を使い、ご遺体と一緒に粉末状にしてしまうため、最終的には粉末しか残らないということで、火葬の際にかかるエネルギーを節約できるというのが特徴となっています。
粉末状にしたご遺体には匂いはなく、自然にも還りやすいので新たなエコ葬儀の方法として注目を集めているようです。
このような葬儀方法が誕生した背景には、火葬による葬儀の問題であるエネルギーの利用や、土葬の場合の埋葬場所の確保の問題が挙げられます。
実際に、ヨーロッパでは主に土葬の方法が用いられていますが、人口の増加や都市への集中に伴い、霊園が不足し、拡張のために自然環境が破壊されるなどの問題や、土葬ではご遺体が完全に分解するまでに長い時間がかかるため、流出した物質による環境への影響が問題となっています。
また、ヨーロッパでは土葬以外にも火葬が行われていますが、上述したようにエネルギーの問題が解決できませんし、焼却によって生じる物質による環境への影響も懸念されています。
このような問題を解決するために登場した冷凍葬は、費用面でも安価に抑えられるとされており、スウェーデンにおいては三万円程度で行えるようです。
冷凍葬は、最終的に粉末状にしたご遺体を自然に還すということを予定しているため、自然葬の新しい形態と考えられ、墓地の不足や火葬場の問題に悩む日本においても近い将来一般化するかもしれません。

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